頼行政院長「政府に期待されているのは経済改善」 今後の方針示す/台湾

【政治】 2018/12/07 16:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
頼清徳行政院長

頼清徳行政院長

(台北 7日 中央社)頼清徳行政院長(首相)は7日、同院で開かれた今後の政策に関する記者会見で、「人々が政府に最も期待しているのは経済改善」と述べ、国政運営において改善すべき方向性を示した。

与党・民進党は先月下旬の統一地方選で全22県市の首長ポストを選挙前の13から6に減らすなど大敗を喫した。頼氏は、選挙の結果は政府の国政運営に対する不満を表すものだと言及。大敗の原因は民進党政権の求心力低下にあるとする一方で、「台湾の人々が経済的利益と引き換えに、主権や自由、民主主義、人権のある生活様式を犠牲にするのをいとわないことを意味しているのではない」と語った。

頼氏は中国人客減少による観光業界への影響や大気汚染、低賃金、農産物の需給不均衡などの問題に触れ、政府の対応の不十分さに反省の意を示した。政府が推進した週休完全2日制を定めた労働基準法改正や2025年の脱原発を目標にするエネルギー政策などに関して不満の声が上がっていることにも言及し、政策の検討時に民意が適時に反映されるよう改善を図る方針を明らかにした。

人々の関心事である経済や教育、環境保全を含め、専門的な配慮だけでなく、国民目線も取り入れて政策を考えていくとし、今回の大敗を教訓に、人々のニーズに基づいて政策を調整し、信頼を再び勝ち取っていきたいと決意を新たにした。

(侯姿瑩/編集:名切千絵)