プユマ脱線、空気圧縮機のメンテは?事故調、台湾鉄道に製造元への確認要求

【政治】 2018/12/05 15:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
脱線したプユマ号=10月21日東北部・宜蘭で撮影

脱線したプユマ号=10月21日東北部・宜蘭で撮影

(台北 5日 中央社)死者18人を出した台湾鉄路管理局(台鉄)特急プユマ号の脱線事故で、行政院(内閣)の調査チームは4日、8回目の会議を開き、故障が見つかっていた車両の空気圧縮機のメンテナンス規定について、日本の製造元に確認するよう台鉄に要求した。各部品のメンテナンス間隔やその項目など、明確にするよう求めている。

調査チームが11月26日に行った初期報告で、ブレーキや動力に関わる空気圧縮機の異常により事故前に圧力不足が複数回起こり、動力が途切れるなどしていたことが指摘されていた。

報告によれば、運転士は問題への対処のため指令員らと連絡を取りながら運転。速度を制御する自動列車防護装置(ATP)を切ったが、ブレーキをかけずに現場となったカーブに制限速度を大幅に上回る速度で突入した。同チームは、職員の操作や作業手順、機械の設備、組織管理などにおいて問題がみられるとし、複数の要因が重なったことによって事故につながったとの見方を示していた。

この日の会議では、台鉄の制度全般や設備、規則、人材教育などにおける潜在的な問題に対する考察も行われた。各問題への対策については今後、確認ができ次第、改めて説明するとしている。

列車を製造したのは日本車輌製造(愛知県)。ATPについて、同社による設計ミスが見つかっており、事故当時、ATPが切られた際に自動で指令室に通知される機能が作動していなかった。

(侯姿瑩/編集:楊千慧)