台中市長選の政見放送 現職とベテラン議員が火花/台湾

【政治】 2018/11/14 18:05 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
記念撮影を撮る(左から)林佳龍台中市長、盧秀燕立法委員、無所属の宋原通候補=同市選挙委員会提供

記念撮影を撮る(左から)林佳龍台中市長、盧秀燕立法委員、無所属の宋原通候補=同市選挙委員会提供

(台中 14日 中央社)24日に投開票される台中市長選挙の政見放送が13日に行われた。3候補のうち、再選を目指す与党・民進党の林佳龍市長と、テレビ局の記者を経て政界入りし、立法委員(国会議員)に6期連続当選している野党・国民党の盧秀燕氏が火花を散らせた。

林市長は、同市の人口が昨年、南部・高雄市を抜いて台湾2位となったことや、11月3日に台中フローラ世界博覧会(台中花博)が開幕したことなどを挙げて実績をアピール。近年市民を苦しめている大気汚染についても、主に石炭を燃料とする火力発電所の発電量を減らすことや天然ガスへの切り替えなどの取り組みを説明した。

2005年の台中市長選挙に初めて立候補し、当時の現職、国民党の胡志強氏に大敗を喫した林市長。敗北にくじけることなく、出身地の台北から台中に移り住んで支持基盤を固め、2014年の選挙で胡氏に勝利して雪辱を果たした。再選後、任期半ばで閣僚に就任する可能性もささやかれる。これに対し、これまで多くの人からよそ者扱いされてきたが、台中はすでに自分の故郷だと述べ、「4年の任期を全うする」と約束した。

一方の盧氏は現在の市政について、両岸関係の冷え込みが経済や環境にも影響を及ぼしているとした上で、中小企業を取り巻く環境が厳しく、労働者の賃金水準も直轄6市の最下位だと批判。大気汚染も改善されていないと訴え、「われわれの1票で台中の状況を変え、より良くしよう」と呼び掛けた。

(カク雪卿、蘇木春/編集:塚越西穂)