桃園市長選、再選目指す鄭氏「今後4年間が転換のカギ」政見放送/台湾

【政治】 2018/11/13 19:27 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
支持を訴える現職の鄭文燦桃園市長

支持を訴える現職の鄭文燦桃園市長

(桃園 13日 中央社)桃園市長選(24日投開票)の政見放送が13日行われた。2014年の前回選挙で初当選を果たし、今回再選を目指す与党・民進党候補の鄭文燦氏。過去4年間で桃園は進歩、変化したとし、「今後4年間は桃園の転換のカギとなる」と支持を訴えた。

桃園出身の鄭氏。2009年には市に昇格する前の桃園県長の座を当時与党だった国民党の呉志揚氏と争い、僅差で敗北。前回選挙時には鄭氏の得票数が呉氏を上回り、雪辱を果たした。鄭氏はこの日、市の人口増加や桃園メトロ(MRT)空港線開業などに触れ、自身の実績をアピール。今後は鉄道計画や公営住宅の建設を進める方針を示し、「桃園を台湾の光にしよう」と呼び掛けた。

野党・国民党の候補、陳学聖氏は、今回の選挙について、国民党と民進党の戦いではなく、自身と鄭氏の戦いでもないとした上で、「台湾人と民進党との戦い」であり、「桃園市民と台湾人が変革を求める戦いだ」と主張。また、鄭氏に投票することは民進党に肯定的な評価を与えることであり、蔡英文総統に一票投じたことをも意味すると強調した。

政府が同市沿岸部で進める天然ガス受け入れ基地の建設計画も議題に上った。同基地をめぐっては、建設予定地の付近にある藻場の環境への影響を理由に一部から反対の声が上がっている。無所属候補の朱梅雪氏は、同計画について執政の腐敗だと指摘。藻場付近でくんだという水をコップに注ぎ、その場で飲み込んだ上、鄭氏の席にも別のコップを置き、共に藻場の水を飲むよう求めた。

国民党の陳氏は、自身が当選した際、同基地の建設が始まっていたら、工事の停止を即刻求めるとの姿勢を示した。鄭氏は同計画が国民党の馬英九政権時代に持ち上がったことや、当時の呉市長や立法委員(国会議員)だった陳氏は反対していなかったことに言及。「矛盾している」として陳氏を批判した。

(呉睿騏、邱俊欽/編集:楊千慧)