中国が関空から旅行者救出「事実と異なる」駐日代表、改めて説明/台湾

【政治】 2018/10/17 17:36 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中国が手配したとされるバスなどが写る写真=謝長廷駐日代表のFBから

中国が手配したとされるバスなどが写る写真=謝長廷駐日代表のFBから

(東京 17日 中央社)謝長廷駐日代表(大使に相当)は16日、台風21号の影響で関西国際空港に多くの人が取り残された際、「中国の駐大阪総領事館がバスを関空に派遣し、中国人を脱出させた」とする情報と共にインターネット上に投稿された写真について、写真は関空内で撮影されたものではないとする検証結果を自身のフェイスブックで明らかにし、ネット上で拡散された情報は「事実と異なる」との考えを改めて示した。

先月初旬、関空内に取り残された旅行客への対応をめぐり、台湾内では台北駐大阪経済文化弁事処(総領事館に相当)の支援が不十分だったとの批判が上がった。同14日には、当時の同処処長、蘇啓誠氏が自殺。同処への批判を苦にしての自殺とみられている。謝代表は同19日に記者会見を開き、批判の原因を作ったネットの情報の真偽などについて調査する方針を示していた。

謝代表は、ネット上に出回った写真と、後日同じ場所で撮影した写真をフェイスブックに投稿。前者には数台の大型バスと共に、数人の職員が旅行者を避難させているような様子が写されていた。謝代表は、全ての旅行客は関空が手配したバスで空港外に輸送されたことが関空によって正式に発表されていると改めて述べた上で、写真に写っているバスの色が関空が手配したバスの色と異なることや、撮影された場所が空港内ではなく、空港の対岸にある泉佐野市内のショッピングモールの敷地内であることなどを指摘した。

関空の広報によると、関空は中国人旅行客を乗せたバスの目的地を泉佐野市のショッピングモールに指定。中国の駐大阪総領事館は、ショッピングモールの駐車場にバスを待機させていた。

(楊明珠/編集:楊千慧)