ローマ法王、台湾訪問要請に好意的な回答 陳副総統がバチカンから帰国

【政治】 2018/10/16 14:21 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
桃園空港で談話を発表する陳建仁副総統

桃園空港で談話を発表する陳建仁副総統

(桃園空港 16日 中央社)陳建仁副総統は16日、バチカンへの訪問を終えて帰国した。桃園国際空港で談話を発表し、今回の訪問について「成功」だと述べた。ローマ法王フランシスコと面会した際、台湾への訪問を要請したことについては、法王から好意的な回答が寄せられたと話した。

欧州で唯一、中華民国(台湾)と外交関係を有するバチカン。だが先月下旬、中国と司教任命問題で暫定合意に達した。陳副総統は11日からバチカンを訪問。敬けんなカトリック教徒の陳副総統は、蔡英文総統の特使として14日に行われた故法王パウロ6世(1897~1978年)らの列聖式に出席し、式の前にフランシスコ法王と面会した。

陳副総統は、列聖式には10万人を超える人々が参加したことや、スペイン、ドイツ、イタリアなどさまざまな国から特使が派遣されていたことに言及。式の際、10カ国余りの特使と言葉を交わしたと述べた。

また、訪問期間中、複数のバチカンの高位聖職者と接触したとも話した。台湾とバチカンの近年の連携について話し合ったとし、台湾の貢献や努力への肯定的な評価が得られたと紹介。関係の緊密さを確認したほか、台湾はバチカンにとって重要なパートナーだとの言葉を掛けられたという。

総統府の林鶴明報道官によれば、陳副総統は、共に列聖式に出席していた台湾の国交締結国、中米ホンジュラスの副大統領と会談。今後の連携について意見を交わしたほか、これまでの協力の成果を確認したという。

(呉睿騏、黄雅詩/編集:楊千慧)