蔡総統、日華懇の古屋会長らと会食 日本との連携強化に意欲/台湾

【政治】 2018/10/10 17:55 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
総統府で開かれた日華懇一行との昼食会の様子=総統府HPより

総統府で開かれた日華懇一行との昼食会の様子=総統府HPより

(台北 10日 中央社)蔡英文総統は10日、双十国慶節祝賀式典出席のために訪台した日本の超党派国会議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長率いる訪問団との昼食会に臨んだ。蔡総統は、米中貿易戦争の影響で政治、経済情勢が大きく変化する中、地域の平和と安定の維持が台湾の課題だと強調。インド太平洋地域において、日本と共に民主主義の価値や持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みの経験を他国と分かち合い、交流する意欲を見せた。

日華懇は今年3月以来、台湾に関する決議を複数採択し、台湾が世界保健機関(WHO)年次総会にオブザーバーとして参加することを支持したり、海外の航空会社に「台湾」表記の変更を強要する中国に反対する姿勢を示してきた。8月下旬に中米エルサルバドルが中華民国(台湾)と断交し、中国と国交を樹立した際には、第三国市場での日台協力を視野に共同で経済支援を行うことなどを提案した。

蔡総統は、日華懇の支持に感謝を示すとともに、日華懇の影響力のおかげで日本と密接な協力関係を維持できると述べ、台湾と日本が手を取り合って地域を安定させる役割を担うことに期待を示した。一方、中国の圧力に対しては、声を張り上げて対抗することも、膝を屈して譲歩することもないとする立場を改めて表明した。

(葉素萍/編集:塚越西穂)