台北駐大阪経済文化弁事処(総領事館に相当)の蘇啓誠処長が自殺したのを受け、謝長廷駐日代表(大使に相当)が19日、東京都内で記者会見を開いた。蘇氏の自殺の背景には、台風21号の影響で関西国際空港に多くの旅行客が取り残された際、中国の駐大阪総領事館が大型バスを手配して中国人を避難させたとする情報がインターネットで拡散され、大阪弁事処の支援が不十分だという批判が強まったことが指摘されている。謝代表は、拡散された内容が事実と異なっていたことを改めて説明した上で、「フェイク(偽)ニュース」を見極める能力を持つよう呼び掛けた。