米国務省 台湾支持を示すも、両岸との関係は現状維持の方針

【政治】 2018/09/12 16:52 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
米国務省のヘザー・ナウアート報道官

米国務省のヘザー・ナウアート報道官

(ワシントン 12日 中央社)米国務省のヘザー・ナウアート報道官は11日、米国は台湾を引き続き支持するとの立場を示した。一方、米国と両岸の関係については、現在の関係を変えることが米国にとって有益だとは思えないとし、現状を維持する姿勢をみせた。同省の定例記者会見で述べた。

同省は7日、中華民国(台湾)と断交したドミニカ共和国、エルサルバドル、パナマに駐在する米大使や代理大使を本国に召還したと発表。召還の目的については、台湾との断交について話し合うためとした。

11日の会見では、この召還に関する質問がなされた。ナウアート報道官は、3人の大使らは米政府高官と会い、中米やカリブ海周辺に対する強力で独立した民主体制の支持や経済面の支援に向けた話し合いを行うと改めて説明。台湾については、民主化の成功例で、信頼できるパートナーだとみなしていると述べた。

台湾の国交締結国に対し、中国が影響を及ぼそうと試みることへの懸念については、各国には自国の発展のために他国から貸し付けを受ける権利があるとしながらも、その条件は透明で、公平でなければならないとの考えを示した。

米国は1979年に台湾と断交している。一方、エルサルバドルなどが同様に断交したことで、なぜ米国から警告を受けなければならないのかとの質問も出た。ナウアート報道官は、米国は台北と密接な非政府間の関係を保っており、北京とも関係の発展を図っているとした上で、「このような関係性は米国にとっては有効だが、他国の政府にも適用できるとは限らない」との見解を示した。

(江今葉/編集:楊千慧)