統一派団体メンバーが日台交流協会にペンキ 外交部、遺憾と非難表明/台湾

【政治】 2018/09/11 15:21 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中華統一促進党のメンバー、李承龍氏のフェイスブックページより

中華統一促進党のメンバー、李承龍氏のフェイスブックページより

(台北 11日 中央社)10日午後5時30分ごろ、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の玄関に、中国との統一を支持する「中華統一促進党」のメンバー男女4人によってペンキが撒かれた。4人は駆け付けた警察に連行された。台北市政府警察局によれば、慰安婦問題への日本側の対応に抗議するのが4人のねらいだったという。外交部は同日夜、声明を発表し、4人の行為に遺憾と非難の意を表明した。

台北市政府警察局松山分局によると、中華統一促進党のメンバーの男3人と女1人が宣伝車で交流協会台北事務所に乗り付け、台湾人元慰安婦が不当な扱いを受けていることを拡声器で訴えると同時に、台北事務所の玄関に染料入りのカラーボールを投げつけたり、プラカードを掲げたりし、抗議した。行為を阻止しようとした警察官や警備員ら5、6人も巻き込まれた。警察は11日午前、公務執行妨害や侮辱の疑いで4人を送検。傷害罪についてはペンキをかけられた警備員による告訴の有無に応じて別途手続きをするとしている。

台北地検は11日、メンバー3人に5万台湾元(約18万円)での保釈、1人に住居の制限を命じた。

慰安婦問題を巡っては、同問題に関して日本の名誉を守ろうとする個人や団体で作る「慰安婦の真実国民運動」のメンバーが南部・台南市に設置された慰安婦像を蹴っているとみられる映像が9日、野党・国民党所属の台南市議で台南支部主任委員の謝龍介氏のフェイスブックに投稿され、波紋を呼んだ。交流協会台北事務所前では10日、謝氏をはじめとする国民党の台南市議や立法委員(国会議員)らによる抗議活動が行われた。

(顧セン/編集:名切千絵)