潜水艦の自主建造に向けた初の試作艦、2025年にも完成の見通し/台湾

【政治】 2018/09/03 18:27 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
昨年、報道陣に公開された海軍の米国製潜水艦「海豹号」

昨年、報道陣に公開された海軍の米国製潜水艦「海豹号」

(台北 3日 中央社)潜水艦の自主建造を目指している台湾にとっての初の試作艦が2025年に完成するとみられている。国防部(国防省)はすでに総額493億6170万台湾元(約1780億円)の予算を編成しており、関連作業は2019年から2025年にかけて進められる。

2016年の発足以来、独立志向とされる蔡英文政権に対する中国からの圧力が日増しに強まっている。台湾海峡を守ろうと、国防部は昨年3月に潜水艦の自主建造計画をスタートさせた。今年4月には、米政府の許可を得て、潜水艦の建設に必要な技術や部品の支援などで米企業との商談が可能となった。

関係筋が中央社の記者に明らかにしたところによれば、潜水艦の基本設計が予定通り来年3月に完成すれば、計画は詳細設計段階に入り、試作艦建造や試験潜水などを経て量産に移る。別の関係筋は、現在はまだ図面設計コンペの段階にあるとし、2020年により多くの予算を投入し、艦艇の試作にあたるとの見方を示した。

建造は極秘で進める必要があるため、全工程が室内で行われる。それに備えた施設の建設が進行中で、建造エリアは2020年に、総合工場は今年末までにそれぞれ竣工する見通し。

(游凱翔/編集:荘麗玲)