米中貿易戦争 蔡総統、中国に進出する台湾企業の国内回帰推進など指示

【政治】 2018/08/08 14:30 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北 8日 中央社)蔡英文総統は7日、対外経済貿易戦略会談の第6回会合を開き、米中貿易摩擦への対応策7項目を提示した。中国大陸に拠点を置く台湾企業の国内回帰推進などが含まれる。

7項目の内容は(1)情勢の把握、分析強化(2)米中貿易摩擦が経済、金融、産業に与える影響の正確な評価(3)国内の金融、経済情勢安定化(4)中国大陸に拠点を置く台湾企業の国内回帰あるいは生産基地の東南アジア、南アジア、その他国・地域への移転支援(5)内需拡大計画の実行加速(6)各国の貿易保護、制限措置によって起こりうる影響の注視(7)新南向政策の推進加速。

蔡総統は米中貿易摩擦の深刻化による世界的な影響に懸念を示した上で、輸出促進に比重を置く台湾の経済成長モデルの中で世界に進出してきた台湾企業にとっては大きな試練になると言及。台湾の経済や産業構造の全面的な調整や転換において重要な挑戦であり、今後数十年の台湾経済競争力の大きさや国力の盛衰にもかかわると述べた。

蔡総統は安全保障政策を担当する国家安全会議に対し、各省庁と緊密に連携し、全力で7項目を遂行するよう指示した。

(葉素萍/編集:名切千絵)