軍人の年金改革法案が可決 蔡総統「年金破綻は過去のものに」/台湾

【政治】 2018/06/21 19:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
会見場で笑顔を見せる蔡英文総統(中央)

会見場で笑顔を見せる蔡英文総統(中央)

(台北 21日 中央社)立法院(国会)は20日、職業軍人を対象とした年金改革に関する修正案を可決した。記者会見が21日に総統府で開かれ、蔡英文総統は、台湾の歴史における重要な瞬間だと強調。年金改革が完了したとし、年金破綻という言葉は過去のものになったと喜びを示した。会見には、陳建仁副総統、陳菊総統府秘書長(官房長官に相当)、厳徳発国防部長(国防相)らも出席した。

年金改革は現行の年金制度に存在する職業間・世代間格差を解消しようと蔡総統が2016年5月の就任以来、積極的に推進してきた政策の1つ。昨年6月末には、公務員と教職員の退職金の優遇利率引き下げなどが盛り込まれた法案が立法院院会(国会本会議)を通過していた。

20日に可決された修正案では、退役軍人の最低生活保障金額は3万8990台湾元(約14万円)、年金の所得代替率は初年度が55%とされ、退職金に適用されていた18%の優遇利率は段階的に廃止されることなどが定められた。

同改革をめぐっては、対象となる退役軍人や公務員などの一部から反対の声が上がっており、これまで度々抗議活動が行われていた。

(葉素萍、劉麗栄/編集:楊千慧)