ブルキナファソ断交に野党から批判 蔡総統、団結を呼び掛け

【政治】 2018/05/25 18:33 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統=総統府提供

蔡英文総統=総統府提供

(台北 25日 中央社)中華民国(台湾)が西アフリカのブルキナファソと断交したのを受け、蔡英文政権の両岸(台湾と中国大陸)・外交政策に対する批判が野党から上がっている。蔡総統は25日、断交よりも遺憾なのは「台湾の内部で団結できないこと」だと述べ、野党が中国による台湾への圧力を前に政権を厳しく批判し、中国の行為を大目に見る姿勢を「国民全体は理解し難い」と非難した。社会奉仕団体「ライオンズクラブ」のメンバーの訪問を受けた際に述べた。

蔡総統はあいさつで、外交部(外務省)や国民の努力の下、欧米、日本など近い理念を持つ国との実質的な関係は大幅に進展したと言及。台湾が国際社会に実質的に参加し、積極的に世界に飛び出しているやり方は、中国を不安にさせていると指摘した。また、横暴に現状を変更し、台湾に外交的圧力をかけるに当たって、中国は手段を選ばない段階にまで達しているとし、国際組織への参加の阻止や中華民国の国交国に対する断交の強要、海外企業に対する「台湾」表記の変更要求などを例に挙げた。

蔡総統は、両岸関係処理の前提は「台湾が団結すること」だと強調。政権がこの2年間、台湾の尊厳や台湾の人々の安全を守ってきたことに触れ、野党や社会の各界に対し、「われわれがとれる立場はただ一つだけ。それは共同で外からの圧力に立ち向かうこと」と団結を呼び掛けた。

(葉素萍/編集:名切千絵)