地域情勢が将棋の対局なら、台湾は棋士となる実力持つ=蔡英文総統

【政治】 2018/05/21 18:59 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
インターネットを通したライブ配信で、自らの政権運営に対する国民からの質問に答える蔡英文総統

インターネットを通したライブ配信で、自らの政権運営に対する国民からの質問に答える蔡英文総統

(台北 21日 中央社)20日で就任2周年を迎えた蔡英文総統は同日、総統府でインターネットを通したライブ配信を行い、自らの政権運営に対する国民からの質問に答えた。両岸(台湾と中国大陸)問題について聞かれた際には、世界や地域情勢を将棋の対局に例え、台湾は棋士として将棋を指す実力を備えているとし、自分たちを過小評価してはならないと強調した。“いかに対局を有利に進めるか”については、具体的な方針は示されなかった。

蔡総統は、両岸関係に変化が生じているが、政府の対大陸政策に変わりはなく、現状維持を主軸に据えると言及。暴走して双方の往来が途絶え続ける過去の状態に戻ったり、圧力に屈したりすることはないと改めて強調した。一方、現状維持は決して問題解決の引き延ばしや回避ではなく、地域情勢が変化を続ける中、台湾をより強大にし、実力を養い、改革を進めるのに必要な時間を確保するためのものだと説明した。

経済問題では、労働時間や平均賃金に対する国民の認識が政府の見方と開きがあることについて、ある程度の理解を示しながらも、感覚や情報不足の問題だとし、今後も国民との意思疎通を続ける姿勢を示した。

蔡氏は、改革の始まりは困難であり、法改正や立法化の手続きなどに時間がかかったが、残り2年間は実行に移すのみだとし、そのスピードは速まるだろうと自信をにじませた。

(呂欣ケイ/編集:荘麗玲)