外交部、日本や米国に感謝 台湾のWHO総会参加への支持表明で

【政治】 2018/05/15 13:52 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
外交部、日本や米国に感謝 台湾のWHO総会参加への支持表明で

(台北 15日 中央社)スイス・ジュネーブで21日に始まる世界保健機関(WHO)年次総会に台湾がいまだに招請されていないのを受け、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は14日、フェイスブックで台湾のWHO総会への参加を支持するとの立場を示した。これまで米国や欧州連合(EU)なども台湾の参加支持を表明しており、外交部(外務省)は15日、書面を公表し、これらの国や組織に謝意を示した。

日本台湾交流協会は、2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)、今年に入ってからははしかが流行したことに触れ、台湾との間で人的往来が頻繁な日本にとって「台湾の感染症対策は決して他人事ではない」と指摘。昨年に続き今年も台湾に招請状が届いていないのは残念だとし、感染症対策をはじめとする国際的な保健課題への対応に地理的空白を生じさせないためにも台湾の参加を支持するとの立場を示した。

米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)も9日、フェイスブックで台湾の総会への出席を「強く支持する」と表明したほか、AITのソニア・アーボン報道官は中国大陸が再び台湾の参加を阻害したのは非常に残念だとメディアの取材に対して述べた。

EUの外務省に相当する欧州対外行動庁の報道官は8日、ベルギーで中央社の取材に応え、台湾のWHO総会参加に対する明確な支持を表明。EUが書面ではなく、インタビューに応じた上で支持を示すのは珍しい。

外交部は、各国の参加支持表明は台湾が世界健康安全保障を促進する上で不可欠な存在であることを表していると言及。WHO総会や関連する会議などへの台湾の参加支持をより多くの国が表明してくれることを歓迎すると期待を示した。

台湾は2009年から2016年まで8年連続でWHO総会にオブザーバー参加してきたが、昨年は中国大陸の圧力により出席がかなわなかった。今年の出席登録は7日に締め切られたが、台湾にはいまだに招請状が届いていない。

(顧セン/編集:楊千慧)