航空会社の「台湾」表記問題、韓国でも 外交部が訂正を要求

【政治】 2018/05/09 18:55 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
航空会社の「台湾」表記問題、韓国でも  外交部が訂正を要求

(台北 9日 中央社)韓国のアシアナ航空が中国大陸の圧力を受け、ウェブサイト上の「台湾」の分類先を、「東南アジア」から「中国大陸/香港/マカオ/台湾」に変更していたことが分かった。一部の台湾メディアが8日、7日付けの朝鮮日報の記事に基づいて伝えた。外交部(外務省)は同日、すでに駐韓国代表処を通じて同社に訂正を求めたと説明し、「全力で交渉し、国家の尊厳と利益を守る」とする同部の姿勢を強調した。

同部の李憲章報道官は、中国大陸は国際社会における台湾の活動空間を奪おうとしていると反発。国際社会や関連企業に対し、政治力を乱用して各国企業に圧力をかける中国大陸の野蛮な行為を阻止し、民主主義や自由を守る台湾に力を貸してほしいと呼び掛けた。

中国大陸の民用航空局は先月25日、米国を含む海外の航空会社36社に対し、自社サイトなどでの台湾や香港、マカオに関する表記を「中国共産党の基準」に合致するよう変更を求める書簡を出した。一方、米ホワイトハウスは今月5日、このような中国大陸の行為を「ばかげている」と批判。一般企業に対し特定の政治的立場を押しつけているとして厳重に抗議するなど、「台湾」表記に関する問題が各地でくすぶり続けている。呉ショウ燮外交部長(外相)はこれに対し、「台湾を傷つける行為」だと難色を示している。(ショウ=金へんにりっとう)

(侯姿瑩/編集:塚越西穂)