米、台湾巡る表記改正要求で中国大陸に厳重抗議 総統府が謝意表明

【政治】 2018/05/06 16:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
米ホワイトハウスのサンダース報道官

米ホワイトハウスのサンダース報道官

(ワシントン 6日 中央社)中国大陸の民用航空局が米国の航空会社に台湾を「国」として表記しないよう求めた問題で、米ホワイトハウスは5日、サンダース報道官名義の声明を発表し、中国大陸が一般企業に対し特定の政治的立場を押しつけているとして厳重に抗議した。総統府の林鶴明報道官は6日、米国側への謝意を表明した。

声明によれば、中国大陸の民用航空局は先月25日、米国を含む海外の航空会社36社に対し、自社サイトなどでの台湾や香港、マカオに関する表記を「中国共産党の基準」に合致するよう変更を求める書簡を出した。声明ではこれについて、政府が人々を監視する未来の社会を描いた英国の作家、ジョージ・オーウェル氏の作品を連想させるほど「ばかげている」と批判。米国の航空会社や一般市民に対する威嚇や脅迫をやめるよう中国大陸に要求した。

林報道官は6日、メディアの取材に応じ、台湾は長きにわたって厳しい立場に置かれており、これまで北京当局が圧力を弱めたこともないと言及。だが台湾は、国際社会の一員として地域の安定と台湾海峡の平和維持を目指して努力を続けていくと述べた。

この問題を巡っては、先月27日、中国大陸側がアメリカン航空とユナイテッド航空に台湾を「国」とみなす表記を取り除くよう要求したと米外交専門誌が報道。米国政府は同日、北京側に深い憂慮を表明していた。

(鄭崇生、呂欣ケイ/編集:楊千慧)