台湾のみ込みは中国大陸の「陽謀」 頼行政院長=ドミニカ共和国断交

【政治】 2018/05/02 15:01 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
頼清徳氏

頼清徳氏

(台北 2日 中央社)頼清徳行政院長は2日、台湾をのみ込むことは中国大陸の「陽謀」(白昼堂々と行われる企み)だと述べた。カリブ海のドミニカ共和国が中国大陸との国交樹立を発表し、これまで外交関係を結んでいた中華民国(台湾)と断交したのを受け、発言した。

この日、マネーロンダリング防止に関する発表会に出席した頼氏は開会前に取材に応じた。

かねてから「台湾独立」を主張してきた頼氏。先月中旬には、「台湾は独立主権国家で独立宣言は不要」など、台湾独立を主張する政治家としての自身の信念を明確にしていた。記者からはドミニカ共和国の断交について、中国大陸がこの発言に対抗したものではないかとの質問が飛んだ。

頼氏は、台湾をのみ込むことは中国大陸の国策であり、陽謀でもあると指摘。中国大陸は長年にわたり国際社会で台湾が生き残る場を封じ込めしようとしたり、台湾と外交関係を結ぶ国を引き抜いたりしてきたと言及した。これらによって影響を受けるのは台湾全体の利益であるとし、中国大陸のにじり寄りに立ち向かうため、与野党の団結や政府に対する台湾の人々の支持を求めた。

(顧セン/編集:名切千絵)