台湾独立公民投票目指す政治団体が発足へ 李登輝氏が記者会見に出席

【政治】 2018/02/28 18:30 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
記者会見に臨む李登輝元総統(右から1人目)

記者会見に臨む李登輝元総統(右から1人目)

(台北 28日 中央社)政治団体「台湾独立建国連盟」米国本部の元主席、郭倍宏氏は28日、台北市内で記者会見を開き、台湾独立の賛否を問う公民投票(国民投票、住民投票)の実施や「台湾」名義での国連加盟を目標とする新たな政治団体「喜楽島連盟」を4月7日に発足させると発表した。記者会見に出席した李登輝元総統は、公民投票こそが人々の最大の武器だと語った。

4月7日は民主運動家の鄭南榕氏が言論の自由を訴えて焼身自殺した日。同団体は台湾独立に向けた公民投票の推進を政府に促し、来年4月6日の公民投票実施を目指すとしている。記者会見には呂秀蓮元副総統、黄国昌・時代力量主席(党首)らも出席。陳水扁元総統はビデオメッセージを寄せた。

李登輝元総統はあいさつで、台湾が正常な国家となるまでの道のりは長く、全ての台湾人が共に努力しなければならないと力説。総統在任中に民主化に向けた改革を進めてきたことに触れ、歴史が残した矛盾を全て処理できなかったことが最大の心残りとなっていると話した。

李氏は、台湾と中国大陸の関係は特殊な状態にあるが、国家と国家の関係であることに疑いの余地はないと語り、台湾が直面している特殊な状況は憲法の改正によって解決されなければならないと訴えた。現在の憲法は中華民国のために定められた憲法であり、台湾のための新しい憲法を早急に制定する必要があるとも述べた。

(范正祥/編集:楊千慧)