蔡政権、蒋介石夫人ゆかりの婦人団体にメス 資産1400億円超凍結

【政治】 2018/02/02 19:01文字サイズ:字級縮小字級放大
LINE分享給好友
台北市内にある婦聯会ビル

台北市内にある婦聯会ビル

(台北 2日 中央社)国民党の資産の解体や回収を目指す「不当党産処理委員会」(党産会)は1日、臨時委員会を開き、蒋介石夫人の宋美齢と深い関係にある婦人団体「中華民国婦女聯合会」(婦聯会)を同党の関連団体に認定した。これにより、現金だけでも385億台湾元(約1443億円)に上る婦聯会の資産が凍結され、党産会の同意なしでは運用できなくなった。

婦聯会は、国民党が中国共産党との内戦に敗れ、中国大陸から台湾に移転して間もない1950年、「中華婦女反共抗俄聯合会」の名称で宋美齢によって立ち上げられた。運営資金には、同党が政権を独占的に担っていた時代に「寄付金」名義で貿易商などから取り立てたものも多く含まれる。これはかねてから問題視されており、2016年5月の民進党・蔡英文政権発足後、同8月に発足した党産会によって調査が進められてきた。

党産会から国民党の関連団体に認定された上、財産も「不当な資産」だとされた場合、全資産が国有化されることになる。これを回避しようと、婦聯会は昨年7月、資産の約8割を国庫に寄付することに同意するなど政府に歩み寄る姿勢を示した。だが、先月31日の臨時会員代表大会で党産会、民間団体を所管する内政部(内務省)との行政契約を結ばない決議がなされ、今回の事態に至った。

(顧セン/編集:羅友辰)

LINE分享給好友