台湾、WHO総会オブザーバー出席に向けた提案見送る 執行理事会、あす開幕

【政治】 2018/01/21 19:15文字サイズ:字級縮小字級放大
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台湾、WHO総会オブザーバー出席に向けた提案見送る  執行理事会、あす開幕

(台北 21日 中央社)スイス・ジュネーブで22日に始まる世界保健機関(WHO)の執行理事会で、政府は今年5月に開催される年次総会(WHA)へのオブザーバー出席に向けた友好国を通じての提案を見送ったことが21日までに分かった。外交部(外務省)の李憲章報道官は同日、中央社の取材に対し、あくまでWHAへの出席を優先目標とし、すでに各方面での準備を進めていると述べた。

執行理事会は毎年1月と総会開催時の2回開かれ、総会の決定及び政策の実施、助言などについて話し合われる。与党・民進党の立法委員(国会議員)は18日、立法院(国会)で記者会見を開き、同部は執行理事会で台湾の出席について提案してもらうよう友好国に働きかけるべきだと訴えていた。

李報道官は、昨年のWHA閉幕以来、同部や衛生福利部(衛生省)は出席に向けた取り組みを進めてきたと説明。在外公館や各国の駐台機関に協力を要請しており、すでに具体的な行動を起こした国もあるとした。

台湾は2002年や2006年にも執行理事会で総会出席に関する提案を友好国を通じて試みている。だが、当時は独立志向とされる陳水扁氏が政権の座にあったため、中国大陸や親中派の国による妨害を受けた。

国民党の馬英九政権下にあった2009年、「中華台北」名義でのオブザーバー参加を果たした。2016年まで参加を続けたが、昨年は「一つの中国」原則を認めていない蔡英文政権に対する中国大陸の圧力により、招請されず出席が実現しなかった。

(顧セン/編集:楊千慧)

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