蔡総統「両岸関係の現状維持に尽力」=アジア太平洋安全対話フォーラム/台湾

【政治】 2017/08/09 18:13文字サイズ:字級縮小字級放大
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蔡総統「両岸関係の現状維持に尽力」=アジア太平洋安全対話フォーラム/台湾

(台北 9日 中央社)蔡英文総統は8日、台北市で「ケタガランフォーラム:2017アジア太平洋の安全対話」に出席し、アジア太平洋諸国との関係深化を目指し努力を続けると強調した。両岸(台湾と中国大陸)関係については、平和と安定が域内の国々や両岸にとっての共通の利益だとして、「現状維持」に努める政府の立場を表明。新たな交流の方法を中国大陸と共に模索したいと述べた。

蔡総統はこれまで台湾がアジア太平洋地域の一員として、国際関係の拡大や地域の安全維持のために行ってきた努力を紹介。東南アジアや南アジア諸国との関係強化を目指す「新南向政策」の推進や米国、日本などとの関係発展の重視、北朝鮮問題や南シナ海の安全などにも言及した。

同フォーラムには訪台中のディック・チェイニー米元副大統領も出席。蔡総統はあいさつの冒頭、チェイニー氏が下院議員だった際に、断交後の台米関係のあり方などを定めた「台湾関係法」について賛成の投票を行ったことに感謝を示し、同法が今日の台米関係の重要な基礎になっていると述べた。

チェイニー氏は同フォーラムでゲストスピーカーとして講演を行った。講演は非公開とされたが、劉世芳・立法委員(国会議員)によれば、チェイニー氏は両岸の現状維持を強く支持する姿勢を示したという。

チェイニー氏は7日、蔡総統と面会した。蔡総統は貿易や国防などにおける台米関係の重要性を改めて強調。また、今年6月末に明らかになったトランプ政権の武器売却について、米国が台湾への保証を履行している表れだとして喜びを示した。

(テキ思嘉、葉素萍/編集:楊千慧)

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