戒厳令解除30年 蔡総統、民主化促す台湾市民を称賛

【政治】 2017/07/15 15:28
蔡英文総統のフェイスブックページより

蔡英文総統のフェイスブックページより

(台北 15日 中央社)蔡英文総統は、台湾で戒厳令が解除されてから30年となった15日、自身のフェイスブックに「この日は偉大な台湾人民に敬意を払うときだ」などとつづり、民主化を後押しした市民たちをたたえた。

蔡総統の投稿には、1986年に当時の国民党政権に戒厳令の解除を求めて市民らが龍山寺(台北市)前で座り込んだ「519緑色行動」の時の写真も2枚掲載された。

カメラに背を向ける多くのデモ参加者について、「彼たちの名前を知る人は1人もいないかもしれない。だが、台湾の民主化を推し進めたのは彼たちだ」と評価した。

また、「民主と自由は台湾の強みだ」とした上で、「台湾人がいつまでたっても民主人・自由人であることを確保し、この信念を世界に向けて発信していく」と台湾の民主主義と自由を守る決意を示した。

1986年5月19日の519緑色行動では、一部民主活動家や市民ら数百人が龍山寺に集まり、群衆を取り囲む警官隊と約12時間にわたって対峙した。これをきっかけに、米タイム誌など海外メディアが活動家の主張を取り上げるようになり、行動から約5カ月後の同年10月7日、当時の蒋経国総統が戒厳令解除の方針を表明、87年7月15日には38年間も続いた戒厳令時代にピリオドが打たれた。

(葉素萍/編集:羅友辰)