WHO総会への出席 台湾、中国大陸に対話を通じた対立解消を呼び掛け

【政治】 2017/02/17 14:46

邱垂正氏

(台北 17日 中央社)今年5月にジュネーブで開催される世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)への台湾の出席可否をめぐり、対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会の邱垂正副主任委員は16日、中国大陸に対し、コミュニケーションや対話を通じて双方の対立を解消し、マイナスとなる手段は避けるべきだと呼び掛けた。

邱氏は同日午後に同委員会が開催した定例記者会見の中で、尊厳を持って国際社会に参加することは台湾の権利と責任であり、両岸(台湾と中国大陸)は国際社会において互いに友好的に接する必要があると言及。中国大陸と対話を通じて溝を埋めてこそ、両岸の人々の権益と発展を保障することができ、両岸関係の発展において真に有益となると述べた。

邱氏はさらに、過去数年の台湾のWHAへの参加は国際社会から評価されてきたと語り、台湾の参加は国民全体の健康権益に関わるだけでなく、世界の衛生管理システムにおいて欠かせないものとなっていると説明した。

今年のWHAについて、台湾は招待されないだろうとの懸念が医療界から上がっている。昨年はWHOから送付された招待状に「一つの中国」に関する記述があり、中国大陸からの圧力の存在が指摘されていた。

外交部は同日、WHOに引き続き出席の意向を示すと同時に、各関係部署とも綿密な連携をとっているとし、出席に向けて努力している姿勢を示した。今年の招待状は例年通り3月ごろに発送される予定だという。

中国大陸側の対台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は15日、台湾の国際社会参加について「(中国大陸側の)原則は一貫しており、やり方も一貫している」と常套句を並べた。

(繆宗翰/編集:名切千絵)