ベトナム、台湾閣僚の太平島上陸に抗議 外交部「国家主権の行使」

【政治】 2015/12/14 12:54 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
内政部提供

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(台北 14日 中央社)ベトナム外務省は13日、内政部(内務省)の陳威仁部長(内相)ら閣僚が12日、南シナ海にある南沙(スプラトリー)諸島の太平島に上陸したことに抗議した。外交部は「国家主権の行使であり、他国が口を挟むことではない」としている。

太平島は南部・高雄から南西に約1600キロ離れた南沙諸島最大の島。台湾は灯台を建設したり埠頭施設を整備するなど開発を進めており、陳部長らは記念式典出席のため上陸した。

ベトナムは太平島を含む南沙、西沙(パラセル)両諸島の主権を主張。ベトナム政府の同意がない全ての行動は、違法であり無効だとし、台湾に対して主権を脅かす行為の即刻停止を求めた。

外交部は南沙、西沙、中沙(マクルスフィールド)、東沙(プラタス)各諸島と周辺海域について、歴史的、地理的、国際法的に固有の領土と海域だとする中華民国の立場を改めて表明。馬英九総統が今年5月に提唱した「南シナ海平和イニシアチブ」を挙げ、主権争いの棚上げや、資源の共同開発を呼びかけた。

(戴雅真/編集:齊藤啓介)