<馬・習会談>野党の総統候補が馬総統を批判 「国民は絶対に許さない」

【政治】 2015/11/04 16:37 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文民進党主席

蔡英文民進党主席

(台北 4日 中央社)来年1月に行われる総統選の野党・民進党公認候補の蔡英文主席は4日、シンガポールで7日に行われる馬英九総統と中国大陸の習近平氏の会談に対する談話を発表した。蔡氏は、退任間近の馬総統が、自身の政治的評価のために台湾の将来に制限をかけ、責任が取れないことを約束することを「国民は絶対に許さない」と述べた。

蔡氏は、今回の会談実施が前触れなく3日深夜に発表されたことについて、慌しく混乱した状態で台湾の尊厳と国家の利益に関わる会談を国民に知らせたことは、台湾の民主政治を傷つけると批判した。

また、会談に対しては各界から疑問の声が多数上がっており、馬総統はこれに向き合わなければならないと強調。この数年間の両岸(台湾と中国大陸)政策で、政府は国民の信頼を失っていると指摘した。

一方、与党・国民党の朱立倫主席は、今回の会談は両岸関係における重要な一里塚であり、過去の敵対的な状況を改善させると訴え、野党陣営をけん制。

国民党の立法委員(国会議員)らも、会談は多数の市民が望んでいる平等、対等、尊厳などの原則に沿うものだとして、全力で支持する立場を示した。

(張栄祥、葉素萍、王承中/編集:杉野浩司)