「釣魚台は台湾のもの」 宜蘭の漁民らが李登輝氏の発言に抗議

【政治】 2015/08/01 18:12 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「釣魚台は台湾のもの」  宜蘭の漁民らが李登輝氏の発言に抗議

(宜蘭 1日 中央社)李登輝元総統の釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)は日本のものだとする発言に対し、同列島が行政上所属していると中華民国政府が定める東部・宜蘭県の漁業組合の関係者らが7月31日、記者会見を開いて李氏を激しく批判した。一部の漁民からは「謝罪がない場合には自宅を包囲することも辞さない」との声も上がった。

漁業組合の幹部らは、我々は祖父の代から同列島近くで魚を獲ってきたなどと述べ、「釣魚台は絶対に台湾のものだ」と強調した。蘇澳区漁会(漁協に相当)の陳春生理事長は、「せっかく周辺海域での漁業権を手にしたのに、李氏の一言で全てが台無しになるかもしれない」と嘆いた。

記者会見を主催したのは与党・国民党から立法委員(国会議員)選挙に出馬予定の李志ヨウ氏。李氏は李登輝氏が主張したように、釣魚台列島の主権が日本にあるのであれば、日本との漁業取り決め締結が実現せず、同列島の周辺には宜蘭県の漁民が漁業を行う場所はなくなってしまうと指摘。これは人々にとっては壊滅的な災難であるとして、徹底的に戦う姿勢を見せた。(ヨウ=金へんに庸)

李氏は7月23日、日本外国特派員協会の記者会見で「尖閣列島は日本のものである。台湾のものではない」などと発言した。

(沈如峰/編集:杉野浩司)