中国大陸は台湾侵攻の準備を加速=カナダの軍事評論家が指摘

【政治】 2015/07/25 12:03
中国新聞社提供

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(台北 25日 中央社)中国大陸出身でカナダ籍の軍事評論家、平可夫(本名:張毅弘)氏は24日、中央社に対し、人民解放軍は2014年以降、攻撃の標的にする台北の建物などを模した演習用施設を増やしていると述べ、来年1月の総統選後の政局の変化に備えて、「台湾に対する軍事闘争の準備を急がせている」と語った。

中国大陸の軍事動向をめぐっては、最近、中国中央テレビ(CCTV)が放送した人民解放軍の軍事演習「跨越-2015・朱日和C」の映像に、総統府に酷似した建物が映りこんでいたことが分かり、「武力による台湾問題の解決」を想定しているのではないかとして、話題になった。

平可夫氏は、演習場には総統府だけでなく、周辺の街並みが広範囲にわたって再現されていると指摘。また、空軍や陸軍なども同様の施設をそれぞれ建設し、演習時に標的として使用していると語った。中には台北の高速道路を模したものもあり、交通網を麻痺させる作戦の訓練が行われているという。

台湾では2014年11月の統一地方選で、中国大陸との融和路線を進めてきた与党・国民党が惨敗。来年の総統選でも野党・民進党候補の蔡英文氏の優勢が伝えられている。

(康世人/編集:杉野浩司)