台湾・馬総統提唱の「南シナ海平和イニシアチブ」 米比で賞賛の声

【政治】 2015/05/27 18:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
馬英九総統

馬英九総統

(台北 27日 中央社)南シナ海をめぐる緊張の高まりなどを緩和するため、馬英九総統が26日に提唱した「南シナ海平和イニシアチブ」に米国務省とフィリピンの国会議員が歓迎の声を上げた。

「南シナ海平和イニシアチブ」は主権問題を棚上げし、各国・地域が共同で資源を開発することなどを骨子とする。

米国務省のジェフ・ラスク報道官は同日、国際法や国連海洋法条約を遵守し、緊張を避けるため各国・地域に自重を呼びかける内容は、米国として当然賞賛するとした。

フィリピンのフランシス・J・G・エスクデロ元老院(上院)議員は現地テレビ局の政治討論番組に出演し、フィリピンと中国大陸は民間主導で南シナ海の資源の共同開発を進めるべきだと述べた。

一方、中国人民大学(中国大陸・北京)の時殷弘教授は「南シナ海問題の平和的解決を主張するのはよいこと」としながらも、「主権をめぐる中国大陸の立場に変わりはない」と指摘。北京当局は呼応しないだろうとする見解を示した。

(鄭崇生、林行健、周慧盈、尹俊傑/編集:齊藤啓介)