李登輝氏「リー・クアンユーとは思想異なる」自身との違い強調/台湾

【政治】 2015/03/25 16:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
総統在任中の1989年3月にシンガポールを訪問し、リー・クアンユー氏(右)と会談する李登輝氏

総統在任中の1989年3月にシンガポールを訪問し、リー・クアンユー氏(右)と会談する李登輝氏

(台北 25日 中央社)李登輝元総統は24日、23日に亡くなったシンガポールの「建国の父」、リー・クアンユー元首相について、「親友だった」と述べる一方、自身は民主主義社会を目指したが、リー元首相は「アジア的価値」を主張したとして、思想は異なると語った。

李氏はリー元首相が主張したアジア的価値とは「中国5000年の歴史であり、皇帝制度である」と指摘。さらに、「彼は中国に頼ったが、私はそうしなかった」とする持論を展開した。

また、李氏は米国の国際政治学者サミュエル・ハンチントン氏の「李登輝が亡くなっても台湾の民主主義は残るが、リー・クアンユーが亡くなればその制度は失われる」という言葉を引用し、双方の違いを強調した。

(葉素萍/編集:杉野浩司)