蒋介石像の“こっそり”撤去が波紋/台湾・台南

【政治】 2015/03/21 19:16 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蒋介石像の“こっそり”撤去が波紋/台湾・台南

(台南 21日 中央社)南部・台南市で21日、市内の学校に設置された蒋介石元総統の銅像が前触れなしに市側によって撤去され、与党・国民党の関係者から批判の声が上がるなど波紋を呼んでいる。

野党・民進党所属の頼清徳台南市長が先月末、蒋介石像の全面撤去を宣言。これを受け、同市教育局の職員がこの日、今も市内の小中学校に残っている計14体の撤去に取りかかった。だが、一部の学校では、第2次大戦後に台湾に移り住んだ、いわゆる「外省人」らの反対に遭い、作業が中止となった。

国民党台南支部の謝龍介主任委員は、「蒋介石もまた歴史の一部」、「対立をあおるような行動は、市民のためにはならない」などと訴え、適切な対応を呼びかけた。

また、銅像の撤去について学校側に事前の連絡がなかったことをめぐり、市では「衝突を避けるため」としているが、国民党所属の議員、洪玉鳳氏は「正々堂々とするべきで、ひそかに行ってはいけない」と批判した。

(楊思瑞/編集:羅友辰)