日本の台湾統治を美化? 柯台北市長の発言が波紋

【政治】 2015/01/31 22:08文字サイズ:字級縮小字級放大
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柯文哲台北市長

柯文哲台北市長

(台北 31日 中央社)柯文哲台北市長(55)はこのほど、米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」のインタビューに応じた。植民地と近代化との関係について言及した際、同じ中国語圏にある台湾、中国大陸、香港、シンガポールを取り上げ、「(外国による)植民地支配の歴史が長いほど、文化が進んでいる」などと述べ、波紋を広げている。

29日付の同誌(電子版)に掲載された柯氏のこの発言をめぐり、与党・国民党所属の国会議員や台湾独立反対派、一部の大学教授から、「反民主主義的なひどい失言で社会に謝罪するべきだ」、「被植民者が受けた暴行や差別を無視した、偏った見方だ」、「安易に文化の優劣を決めてはいけない」などと批判の声が相次いでいる。

台北市の林鶴明報道官は31日、(柯氏が伝えたがっているのは)これらの国・地域には不愉快な思いのほか、インフラ整備など評価に値するものも植民者によってもたらされたことだと説明。また、「植民地支配が長いほど文明的」とする論調は、歴史学者の間で議論が交わされてきた「植民地近代論」で、柯氏独自の発想ではないと強調した。

(曽盈瑜、陳至中/編集:羅友辰)

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