立法院占拠の学生リーダー、国会議員補選に出馬の意向/台湾

【政治】 2014/12/10 15:35 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
陳為廷氏

陳為廷氏

(苗栗 10日 中央社)学生運動家の陳為廷氏(23)が9日、苗栗県第2選挙区で来年2月に行われる立法委員(国会議員)補欠選挙に無所属で立候補する考えを会員制交流サイト上で明らかにした。陳氏は今年3月、中国大陸との「サービス貿易取り決め」に反対し立法院(国会)議場を占拠するなどした学生運動のリーダーの一人。

陳氏は、県内で「大埔事件」と呼ばれる住宅の強制撤去問題や、紡績工場元従業員への退職金未払い問題が相次いで起きたにもかかわらず、先月末の首長選挙で与党国民党の候補が当選し、「政権交代」が実現しなかったことなどに触れ、「故郷が苦境に立たされている中でこの場所を離れるわけにはいかない」と出馬の理由を述べた。

陳氏は大学院の修士課程に在籍中で兵役も終えていないが、立候補には差し支えないとしている。また、内政部の陳威仁部長も10日、学生の出馬を制限する規定はないとしながらも、可否は選挙委員会の判断にゆだねられるとの見解を示した。

一方、李登輝元総統は、「いいことだ」とした上で、応援演説をするかに関しては「必要があればするだろう」と語り、若者の行動を支持するとしている。

(管瑞平、温貴香、葉素萍/編集:齊藤啓介)