台湾・高雄市長選、現職の陳菊氏が圧勝 爆発事故などの影響受けず

【政治】 2014/11/29 21:06 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾・高雄市長選、現職の陳菊氏が圧勝  爆発事故などの影響受けず

(台北 29日 中央社)29日に投開票された台湾の統一地方選挙で野党・民進党所属で現職の陳菊高雄市長(64)が元高雄県長で国民党所属の楊秋興氏(58)に大差をつけ、当選を固めた。中央選挙委員会(選管)の発表では、午後9時時点で99万票以上を獲得した陳氏は、楊氏の約45万票を大きく上回り、得票率は68.11%だった。

同市では今年夏に大規模爆発事故が発生し、デング熱の感染被害も拡大。一方の楊氏は県長時代に施政満足度が高かったことなどから、陳氏の選挙情勢に影響を与えるのではとの見方が出ていた。

だが、陳氏は台北市長選と同様に2016年に予定されている総統選挙の行方を占う指標の1つと目されていた今回の高雄市長選を制し、市民の期待に応え自らの選挙公約を実行すべく、今後も責任を担っていくと再選の抱負を語った。

1979年に高雄で起きた民主化を求める反体制運動弾圧事件(美麗島事件)で投獄したこともある陳氏は、1950年宜蘭県生まれ。国立中山大学で公共政策の修士号を取得後、国民大会代表や台北市・高雄市で社会局長、民進党代理主席などを歴任、2010年に高雄県・市合併後の初代高雄市長に就任した。

(編集:荘麗玲)