台湾の現職・元総統、元野党党首に深い関心 第4原発反対ハンストで

【政治】 2014/04/23 17:56 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾の現職・元総統、元野党党首に深い関心  第4原発反対ハンストで

(台北 23日 中央社)林義雄・元民進党主席が新北市に建設中の第4原子力発電所に反対するため、22日から抗議のハンガーストライキに入っている。72歳という高齢のため、各界からその体調を気遣う声が上がっており、馬英九総統や李登輝元総統も深い関心を寄せている。

馬総統は23日午前、林氏を慰問に訪れた。面会などはなかったが、体調を気遣う言葉や「国内外の専門家による厳格な安全チェックを終えた後、“公民投票”によって第4原発の行方を決めることを政府を代表して約束する」などと書かれた手書きのカードを林氏に残した。

一方、同日午前、台南市で民主主義の改革に関する講演を行った李元総統は、林氏と馬総統が面会しなかったことについて「民間と政府が交流してこそ公民中心の民主社会だ」と述べ、総統の面会に林氏が応じるべきだと指摘した。また、脱原発後の台湾がどうなるのかを慎重に考えなければならないとの見解を示した。

第4原発の最新状況について経済部(経産省に相当)は、保安検査の再チェック作業が今年6月末にも終了し、その結果を9月末までに行政院原子力委員会に送るとしているが、関連の燃料装填作業は安全性が確保されてからになると強調している。

第4原発1号機では現在、燃料装填前に行われる各種システムのテストが進められており、検査が必要な126システムのうち、すでに107項目の試運転が終わっている。また、2号機では現在原子力施設の計器の調整が進められているという。

(黄名璽、張栄祥、唐佩君/編集:荘麗玲)