「サービス貿易取り決め」支持派が学生の国会占拠中止などを要求/台湾

【政治】 2014/04/01 18:30 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「サービス貿易取り決め」支持派が学生の国会占拠中止などを要求/台湾

(台北 1日 中央社)中国大陸との「サービス貿易取り決め」を支持する台湾労工福利連盟などのメンバーらは1日、反対派の学生が先月18日から議場占拠を続ける立法院(国会)前で活動の中止や代表との対話などを求めるデモを行い、不測の事態を防ごうと待機した警官隊ともみ合いになった。

支持派のメンバーらは午後1時30分ごろから立法院周辺に集合。「白狼」の異名で知られる中華統一促進党の張安楽総裁も駆けつけ、国会を不法占拠している学生らを差別的な表現を使って批判した。その後賛同者らは立法院の建物への接近を試みたが、それを阻止しようとする警官隊ともみ合いになり、悲鳴や怒号が飛び交うなど現場は一時騒然となった。

学生団体側は要望書などがあれば受け取る意向を示したが、支持派にその準備はなく、話し合いは実現しなかった。立法院への突入を諦めた張氏らは用意された街宣車にのぼり、「民進党は汚職まみれだ」などと自論を展開したが、張氏自身がマフィアとの深い関係性を指摘されていることもあり、反対派からは冷ややかなやじが飛んだ。

これに対し、議場を占拠している学生団体の林飛帆代表は、支持派は政府に訴えかけをするべきだとし、「我々は政府ではない、力を持たない者の集まりだ」とコメント。陳為廷代表も支持派の声は理解し尊重するとしながらも、そもそもの原因は学生ではなく、馬英九政権にあると述べた。

(劉建邦、陳至中、戴雅真/編集:齊藤啓介)