李登輝元総統、「亡くなったら自分の骨灰を玉山に撒いてほしい」

【政治】 2013/10/25 16:51 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
李登輝元総統、「亡くなったら自分の骨灰を玉山に撒いてほしい」

(宜蘭 25日 中央社)元総統の李登輝氏(90)はきょう記者団の質問に答え、台湾の最高峰である玉山に登ってみたいが体の状況が許さないので、自分の死後は荼毘に付した後、骨灰を玉山に撒いてほしいと語り、「今まで行ったことがないから死んでから行く」と述べた。

李氏は2012年4月から“生命之旅”(命の旅)と称して台湾各地を視察する旅に出ているが、今月は23日から3日間の日程で東部・花蓮と宜蘭の旅を行い、花蓮では東華大学で講演を行い門諾(メノー)病院を訪問した。きょうの行程が終了すれば台湾を一周したことになるが、これを受けきょう午前、記者団向けの懇談会が開かれた。

取材陣の「台湾を一周してほかにまだ行きたい所はあるか」との問いに、李氏は30数歳で「農復会」に入ってから台湾中の市町村はたいてい回ったので、あとは玉山に行きたいが体の状況が許さず、死んだ後火葬してもらい骨灰を山に撒いてほしいと語り、「玉山には行ったことがないので死んでから行きたい」と述べた。

李氏はまたこれまで訪れたことのない北東部の港町、基隆についても語り、港務局や肥料会社が土地のほとんどを占めている同市は都市計画が困難で問題が少なくないと指摘した。記者団がラバーダック(黄色い巨大アヒル)に会いに行きたくないかと聞くと、高雄港でのアヒル招致は大成功だったと陳菊・高雄市長を評価しながらも、自分は基隆に行くのはよしておきたいと答えた。

【農復会】 米華経済協力協定に基づき1948年南京で設立された「中国農村復興聯合委員会」。現在の行政院農業委員会に引き継がれた。

(編集:谷口一康)