実刑の元立法委員、収監直前に雲隠れ 大陸に潜伏?

【政治】 2012/04/24 17:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
実刑の元立法委員、収監直前に雲隠れ  大陸に潜伏?

(台北 24日 中央社)株価の不正操作などで懲役4年の実刑判決が確定した羅福助元立法委員(69)が、収監直前に姿をくらましたことが分かった。中国大陸への逃亡などが伝えられている。

かつて暴力団組織の大物だったとされる羅福助は、1996年から2002年まで2期に渡り台北市選出の立法委員(無所属)をつとめ、今年1月に行われた立法委員選挙にも無所属出馬し敗れていた。

羅福助には、株価不正操作、脱税、土地取引に絡む案件など複数の容疑がかけられており、先月28日に実刑が確定。保釈金を支払い自宅待機となっていたが、2週間ほど前からすでに逃亡した可能性が伝えられ始め、収監日の24日午前10時になっても姿を現さなかった。

台北地検には10時過ぎに、羅福助名義の非常上告申請書が届いたが、検察は1時間ほどでこれを却下、家宅捜索の許可を出し関係箇所を当たっているが、身柄の確保ができなければ1000万台湾ドル(2750万円)を超える保釈金を没収するとともに、指名手配とする。

検察・警察では家族に情報提供を依頼しているが進展はなく、与党国民党の現職立法委員をつとめる息子の羅明才氏は「父を信じている」「(父の案件は)陳水扁前総統に仕向けられたもの」などとコメントしている。

台湾ではこれまでも、経済犯罪で有罪となった政治家や企業関係者が裏ルートで海外に逃亡するケースが相次いでおり、多くは中国大陸に潜伏していると伝えられている。両岸は2009年に犯罪取締り協定を結んでおり、台湾側はすでに中国大陸に対し、羅福助の潜伏の可能性を通知、協力を依頼した。

検察は、刑執行確定者に対する収監前の身柄拘束に法的盲点があると指摘、速やかな法改正を主張している。