暴行被害のタクシー運転手にカンパ続々

【政治】 2012/02/11 13:58 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
暴行被害のタクシー運転手にカンパ続々

(台北 11日 中央社)日本人男性によるタクシー運転手暴行事件で、脳内出血など瀕死の重傷を負ったタクシー運転手は、危険な状態は脱したものの今も退院のメドが立っていない。被害者および被害者家族の苦痛を少しでも和らげようと、カンパが始っている。

歌手でありTV番組司会者としても有名な費玉清さん(56、写真左)は100万台湾ドル(約260万円)をカンパしたことがマネージャーを通して明らかになった。また自動車大手「裕隆集団」の厳凱泰会長(46、写真中央)は50万台湾ドル(約130万円)を、「宅神」(オタクの神様)と呼ばれる作家・コメンテーターの朱学恒氏(36、写真右)は2万台湾ドル(約5万2千円)をカンパした。

在台邦人からもカンパの動きが出ている。台北市内で日本料理店「吉家」を営む吉田直嗣さん(34)は、事件の経過を報道で知り「同じ日本人として非常に恥ずかしく、被害者とご家族そして台湾の皆さんに申し訳ない」と駐在日本人を中心にカンパを呼び掛けたところ、昨夜までに50人以上から約10万台湾ドル(約26万円)が集まった。

一時は危険な状態と伝えられた運転手は、容体が安定し集中治療室から一般病棟に移ったが、退院のメドは立っていない。一部報道では、運転手の家族は夫婦の月収6万台湾ドル(約15万7千円)から私大生2人を含む子供3人の学費を工面するのが精一杯のところ、運転手の自己負担となる医療費がすでに10万台湾ドル(約26万円)を超えており、被害者家族に同情の声が集まっている。