香港デモへの支持訴える活動、台湾各地で 在台香港人が呼び掛け

【社会】 2019/08/18 18:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
高雄駅前で座り込みし、香港デモ参加者への支持を表明する人々

高雄駅前で座り込みし、香港デモ参加者への支持を表明する人々

(台北 18日 中央社)台湾に滞在する香港の若者でつくる団体などが17日、台湾各地でさまざまな活動を行い、香港で続く抗議活動への支持を呼び掛けた。香港では、容疑者の中国本土への移送を可能とする「逃亡犯条例」改正案の撤回などを求めるデモが続いており、警察との激しい衝突もこれまでに起きている。この日の活動では、香港市民にエールを送る台湾人の姿も多く見られた。

台湾在住の香港人による団体「香港辺城青年」によれば、海外の香港市民が17日から18日にかけて世界各地で集会などを実施。デモに対する支持表明や香港政府に主張を伝えることを目的としているという。台湾では17日、同団体を中心とした活動が北部や中部、南部で行われたほか、台湾人による活動も複数カ所で実施された。

台北では、超高層ビル「台北101」前の広場で、香港警察のデモ隊への暴力に対する抗議の座り込みが行われた。参加者の多くは黒いTシャツに身を包み、「台湾と香港の心は共にある」と書かれたポスターを掲げた。香港警察が11日、デモに参加していた女性の右目を負傷させたとして、右目に眼帯をして抗議の意を示す参加者も見られた。台北での活動を主催した香港留学生は、香港の状況を国際社会に知ってほしいと訴えたほか、台湾人の支持に感謝を示した。

桃園市では、デモ参加者へのヘルメットやガスマスクなどの寄贈を呼び掛ける活動が実施された。新竹市では、市中心部の地下道の壁面にデモの様子を捉えた写真やデモ隊の主張などが貼り出された。その周りには色とりどりの付箋紙が貼られ、香港市民を応援するメッセージや署名が数多く寄せられた。

高雄市では午後7時ごろ、高雄駅前で座り込みが実施され、200人余りが参加。与党・民進党の立法委員(国会議員)や市議も数人駆け付けた。座り込みに参加した人は、きょうの香港があすの台湾となることが心配だと話した。

(程啓峰/編集:楊千慧)