嘉義の林業文化を体験 日本時代の製材所が一般開放 ヒノキ列車も/台湾

【観光】 2019/07/06 20:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
6日から運行が始まったヒノキ列車=阿里山林業鉄路・文化資産管理処提供

6日から運行が始まったヒノキ列車=阿里山林業鉄路・文化資産管理処提供

(嘉義 6日 中央社)日本統治時代に建設された南部・嘉義市の「旧嘉義製材所」が一般開放されたのに合わせ、阿里山林業鉄路・文化資産管理処が6日、ヒノキ列車の運行を期間限定で開始した。同処は、この夏はぜひ、同地の林業文化への理解を深める知的な旅を楽しんでほしいと呼び掛けている。

同処によると、製材所が操業を開始したのは1914(大正3)年。動力室や事務所、工場など12棟の建物があり、阿里山で伐採した木材を森林鉄道で搬送し、製材してから日本や台湾各地に運んでいた。当時世界最先端の設備を誇り、「東洋一」と呼ばれたとされる。これまでに7棟の修繕と敷地内の環境整備が完了し、先月30日に一般開放された。2016年に発見された日本統治時代の地下遺構も見どころの一つとなっている。ガイドツアーが実施されるほか、文化講座や展覧会なども不定期に行われる予定。見学できるのは毎週水曜日から日曜日までで、修繕が未完成な建物については引き続き工事が続けられる。

ヒノキ列車は9月29日までの毎週土、日曜日、市内の嘉義-北門間を1日5往復する。乗車券は片道100台湾元(約350円)。旧嘉義製材所のほかにも阿里山のヒノキを使った日本風の駅舎で、1998年に市の古跡に指定された北門駅や、日本統治時代の街並みを再現した駅前の桧意森活村(ヒノキビレッジ)、蒸気機関車などが見学できる車庫園区(旧北門修理工場)も合わせて楽しめるという。

(江俊亮/編集:塚越西穂)