与党民進党、票田の2議席を死守=台湾・立法委員補選

【政治】 2019/03/16 20:35 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
当選者の顔触れ。左上から時計回り、余天氏(民進党)、郭国文氏(民進党)、柯呈枋氏(国民党)、陳玉珍氏(無所属)

当選者の顔触れ。左上から時計回り、余天氏(民進党)、郭国文氏(民進党)、柯呈枋氏(国民党)、陳玉珍氏(無所属)

(台北 16日 中央社)立法委員(国会議員)4議席の補欠選挙が16日に投開票され、昨年11月の統一地方選で野党国民党に大敗を喫した与党民進党が北部・新北市と南部・台南市の2議席を守った。両選挙区は民進党の票田であることもあり、来年の総統・立法委員選の行方を占う前哨戦として注目が集まっていた。

民進党の羅文嘉秘書長は記者会見で、「台湾の民主主義の勝利」と喜びを示すとともに、民進党は勝ってはいないとし、総統選までの1年間には「さらなる困難が待ち受けている。一つ一つ克服していかなければならない」と気を引き締めた。その上で、台湾は民主主義の価値を守り、台湾の生活様式を守る政党を必要としていると述べ、民進党に機会を与えてくれた台湾の有権者に感謝した。

新北市では、汚職などの罪で起訴され、昨年12月に有罪判決が確定したのを受けて民進党を離党した立法委員(当時)の辞任に伴う第3選挙区の補選で、同党の余天氏が国民党の鄭世維氏らを退けて当選した。

台南市では、昨年11月の同市長選に当選した民進党の黄偉哲立法委員(同)の空席を埋める第2選挙区の補選で、同党の郭国文氏が国民党の謝龍介氏らに勝利した。

このほか、離島・金門県では無所属の女性候補者が初当選し、国民党は中部・彰化県で1議席を獲得するにとどまった。改選前2議席から1議席減らした。

国民党スポークスマンの欧陽龍氏は、予想した結果を得られなかったと認めつつも、来年の総統・立法委員選では最良の候補者を擁立すると意気込みを見せた。

(王鴻国、楊思瑞、呉哲豪、黄慧敏、余祥/編集:塚越西穂)