乗客が乗務員にトイレ介助を要求 エバー航空、対応措置を検討/台湾

【観光】 2019/01/22 17:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
涙ながらに当時の状況を説明する乗務員の女性

涙ながらに当時の状況を説明する乗務員の女性

(台北 22日 中央社)エバー(長栄)航空の客室乗務員が21日、台北市内で記者会見を開き、外国人乗客からトイレでの介助を要求されたことを明らかにし、乗務員を守るための措置を講じるよう会社側に訴えた。同社は、対応措置を弁護士と協議している最中だとしている。

問題の乗客に対応した乗務員の女性は会見で涙ながらに当時の状況を説明。下着を脱がせたり、尻を拭いたりといった介助を頼まれたと明かした。

客室乗務員の労働組合「桃園市空服員職業工会」の幹部によれば、この乗客が度を越した要求をするのは初めてではなく、以前にも同じようなことがあり、別の乗務員が会社に対応を求めていたという。

エバー航空によれば、問題の乗客は昨年までに同社の便を20回利用。以前は特殊な要求はなかったものの、昨年搭乗した際に初めて健康上の理由で乗務員にトイレでの介助を求めたという。当時は乗務員が要求を断っていた。今回は北米から桃園空港で乗り継ぎをし、東南アジアに向かうルートで同社の便を利用し、搭乗中に2度、降機後に1度、介助を要望したという。

同社は、客室乗務員はトイレや食事の介助や医療サービスなど特殊な支援を提供する必要はないとの規定を設けていると説明。その上で、乗客の介助を引き受けた従業員の仕事ぶりを評価し、感謝を示すと同時に、接客で不快感を受けたことに対しては、従業員への支持とお見舞いを表明した。

乗客からの無理な要望に対応する措置としては、搭乗拒否や付添者の帯同、航空旅行に問題がないことを証明する診断書の提出などを検討しているとした。

(汪淑芬/編集:名切千絵)