台湾航空2社パイロット労組、97.9%がスト「賛成」 20日にも日程公表か

【社会】 2018/08/07 19:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
労働環境の改善を訴える「桃園市機師職業工会」のメンバーら

労働環境の改善を訴える「桃園市機師職業工会」のメンバーら

(台北 7日 中央社)台湾の大手航空会社、エバー(長栄)航空とチャイナエアライン(中華航空)のパイロットが加入する労働組合「桃園市機師職業工会」は7日、労働環境の改善を求めるストライキ(スト)賛否投票について、賛成が97.9%に達したと発表した。現段階では企業側との話し合いを望むとしており、協議が決裂した場合、20日にもスト実施の日程を公表する方針だという。

同会によれば、悪天候の際の運航の可否判断について機長に十分な決定権を与えることや過労を招く勤務時間の割り振りの改善などを求めてこれまで企業側と話し合いを重ねてきた。だが、協議は決裂し、労組側は7月16日から8月6日までの日程でスト賛否投票を実施していた。

同会によれば、組合員1426人のうち、1212人が投票し、投票率は85%に上った。結果は賛成1187、反対20、無効票5だった。

7日の記者会見に出席した同会常務理事兼スポークスマンの陳祥麟氏は、本来は同日にもスト実施日程を公表する予定だったが、交通部(交通省)や労働部(労働省)が話し合いによる解決を望んだため、企業側に一定の猶予を与えることにしたとした。

同会の理事長を務める李信燕氏は、投票率の高さに言及し、投票結果はパイロットたちの心情を代表していると指摘。また、投票期間中、企業側があらゆる手段を使って同会や組合員に圧力を掛けたと不満を表した。

労働部の許銘春部長(大臣)は7日、報道陣の取材に応じ、交通部と共に企業側と労組側の協議を促す姿勢を示した。企業側に対しては、強硬な手段を使っても、ストの抑止力にはならないと強調。労組側との話し合いに応じるよう呼び掛けた。

(余暁涵、呉欣紜/編集:楊千慧)