カルフール、台湾スーパー大手ウエルカムを買収 約117億円で

【経済】 2020/06/02 19:56 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台北市大直にあるカルフールの店舗

台北市大直にあるカルフールの店舗

(台北中央社)仏小売り大手カルフールは2日、台湾でスーパーチェーン「ウエルカム」(頂好超市)を展開するウエルカム台湾(台湾恵康百貨)の全株式を香港の小売り大手デイリー・ファームから取得すると発表した。買収額は9700万ユーロ(約117億円)。今年末までに株式の取得が完了する予定。カルフールは台湾での出店を加速させ、台湾のスーパー業界でシェア2位を目指すとしている。

取引内容にはウエルカムの台湾店舗199店舗と高級スーパー「ジェイソンズ・マーケット・プレイス」25店舗、物流センターの資産と土地が含まれる。

カルフールによれば、株式取得完了から12カ月以内にウエルカムの全店舗を小型店舗ブランド「カルフールマーケット」に変え、ジェイソンズの店舗についてはカルフールブランドの高級スーパーに転換させるとしている。

カルフールは現在、台湾で137店舗を展開。そのうち69店舗がカルフールマーケットとなっている。台湾での昨年の売上高は19億6800万ユーロ(約2368億円)だった。ウエルカム台湾の同年の売上高は約130億台湾元(約468億円)。ウエルカムは1987年に台湾1号店をオープンさせた。

経済部(経済省)統計処の統計によると、2019年の台湾のスーパー業界の総売上高は約2078億元(約7483億円)で前年比で4.65%増加した。業界各社の発表資料によると、売上高、店舗数共に1位はPXマート(全聯福利中心)で、約1300億台湾元(約4680億円)を売り上げ、1000店舗以上を出店している。現時点の店舗数ではシンプルマート(美廉社)が732店舗で2位、ウエルカムは3位。

(楊舒晴/編集:名切千絵)