マンダリンオリエンタル台北、来月1日から宿泊受付一時停止 一部従業員を解雇

【経済】 2020/05/28 14:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
マンダリンオリエンタル台北

マンダリンオリエンタル台北

(台北中央社)台北市の高級ホテル、マンダリンオリエンタル台北(台北文華東方酒店)は27日夜、6月1日から宿泊受付を一時停止し、客室部門の従業員の一部を解雇すると発表した。レストランや宴会の業務は継続するとしている。台北市政府労動局によれば解雇人数は212人で、従業員の約4分の1に当たる。

同ホテルは宿泊受付の停止について、宿泊部門は主に訪台外国人客のハイエンド市場に頼っており、新型コロナウイルスの世界での感染状況が不透明な中、入境制限の解除時期が見通せないためだと説明した。レストランや宴会は国内市場でも需要があるため、影響を受けないとしている。

林佳龍交通部長(交通相)は28日、取材陣に対し、同ホテルから交通部観光局に対して支援措置の申請がなされていないことを明らかにし、状況を把握し、支援する方針を示した。交通部は宿泊業者向けの支援策として、信用保証付き融資における保証料免除や利子補給を実施している。

台北市政府労動局は28日、同ホテルから27日に大量解雇計画書が提出されたと明らかにした。計画書によると、6月7日に212人を解雇する予定だという。同ホテルの労働保険加入者数は863人で、今回の解雇人数は全体の約24.5%に相当する。同局によれば、同ホテルからは今回の大量解雇とは別に、3月27日から今月27日までに39人の解雇に関する通知があったという。同局は、同ホテルが大量解雇予定日の60日前までに計画書を提出しなかったのは違法だとし、同ホテルに対し、政府が提供している支援措置を通じて従業員と合意を達成するよう求めた。

(余暁涵、劉建邦/編集:名切千絵)