麻布茶房、台湾店舗の営業継続へ 閉店発表から一転 日本側と暫定合意

【経済】 2020/05/01 12:57 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「麻布茶房」台中店=4月28日撮影

「麻布茶房」台中店=4月28日撮影

(台北中央社)台湾でカフェレストラン「麻布茶房」を展開する肯信国際餐飲は4月30日、フェイスブックで、日本側との折衝の結果、暫定的に同ブランドの台湾での運営を継続することでひとまず合意したと発表した。新たな契約内容の協議を終えるまでは、営業を継続するとしている。同社は同27日、台湾内の全店舗の営業を同30日をもって終了すると発表していた。

麻布茶房は2000年に台湾に上陸し、全盛期は10店舗超を展開していたが、現在は北部・台北と中部・台中に各1店舗の計2店舗となっている。

同社は営業終了の理由について当初、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を背景に、同社が展開する他ブランドの安定的な運営を維持するため、日本側との契約更新に際して関連コストを評価した結果、一時的に代理店契約を終了することを決めたと説明していた。営業終了を知らせるフェイスブックの投稿には「妻との初デートの店でした」「青春の思い出さようなら」など閉店を惜しむコメントが200件近く寄せられていた。

同社は30日の投稿で、同店との思い出をつづったコメントの一部を紹介。「麻布茶房のこの20年間には、多くの人の思い出と物語が詰まっていたんですね」と言及し、これらのコメントを理由に営業継続を決めたことを明らかにした。

(張雄風/編集:名切千絵)