台湾研究機関、世界最小のPCR検査機器を開発 7月にも量産へ

【経済】 2020/04/14 15:47 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
新型コロナウイルスを検出するPCR検査機器の原型品を手に持つ経済部の林次長

新型コロナウイルスを検出するPCR検査機器の原型品を手に持つ経済部の林次長

(台北中央社)経済部(経済省)は13日、新型コロナウイルスを検出するPCR検査機器の原型品を政府系研究開発機関、工業技術研究院が開発したと発表した。重さはわずか600グラムで、同部は「世界最小だろう」としている。同製品を使えば、無症状の潜伏期の患者が感染しているかどうかが1時間以内に90%の精度で判定できる。7月の量産開始を目指す。

行政院(内閣)が開いた新型コロナ対策に関する記者会見で、経済部の林全能次長や国家衛生研究院の梁賡義院長らが明らかにした。

経済部によれば、検査機器は4月末に臨床試験を完了する見込み。6月末までに試作品10台を製造し、1万本の試薬を用いて各病院や診療所でテストを行う予定だとしている。

台湾は新型コロナへの効果が期待されるレムデシビルやファビピラビル、キニーネといった3種の既存薬の国内製造に乗り出したほか、ワクチン開発に向けた準備も進めている。

(葉素萍、顧セン/編集:名切千絵)