台湾角川、現地オンラインゲーム大手と合弁会社設立 デジタル転換を加速

【経済】 2019/10/16 16:16 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
合弁を喜ぶ(左から)台湾角川・我伝媒の岩崎剛人董事長、KADOKAWAの角川歴彦会長、ガマニアの劉柏園董事長、我伝媒の陳威光総経理(社長)=ガマニア提供

合弁を喜ぶ(左から)台湾角川・我伝媒の岩崎剛人董事長、KADOKAWAの角川歴彦会長、ガマニアの劉柏園董事長、我伝媒の陳威光総経理(社長)=ガマニア提供

(台北中央社)出版大手KADOKAWAの台湾現地子会社、台湾角川は15日、台湾のオンラインゲーム大手、ガマニアグループ(橘子集団)と合弁会社「我伝媒科技」(ウォーカーメディア)を設立したと発表した。台湾角川が手掛けてきた情報誌やサイトを統合し、旅やグルメ、ライフスタイル、エンターテインメントの情報を発信するプラットフォームを展開することで、デジタル転換の加速を図る。

資本金は1億台湾元(約3億5000万円)で、出資比率は台湾角川70%、ガマニア30%。台湾角川の情報誌「台北ウォーカー」「ジャパンウォーカー」とウェブサイト「ウォーカーランド」の3媒体の事業を統合する。

台北市内で記者会見が行われ、KADOKAWAの角川歴彦会長やガマニアの劉柏園董事長(会長)らが出席した。角川会長は、デジタルコンテンツの統合は出版業のデジタル転換の大きな一歩だとし、ウォーカーメディアによって台湾に新たな革新をもたらすことができればと期待を寄せた。劉董事長は、ガマニアが電子決済やEコマース(電子商取引)、ウェブメディアなどにも進出していることに触れた上で、台湾角川との連携によって台湾の消費者により多元的でユニークなデジタル生活体験を提供し、市場における影響力拡大を目指す考えを示した。

ウォーカーメディアの曹貞吉コンテンツ開発部ディレクターは、台湾角川が設立以来20年で積み上げてきたコンテンツ分野の強みとガマニアが持つテクノロジー面の技術を合わせることで、より多くの機能を提供し、会員数拡大につなげたいと語った。紙版の雑誌は発行を続けていくという。

(韓テイテイ/編集:名切千絵)